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必要なストリングの長さとは?

6月6日に関西ワークショップがITC靭テニスセンターで行われました。
テーマと進行を担当させていただきました。
メインテーマは、「基本の基 良い張り上がりの8つのポイント」でしたが、その中で少し面白いこともできないか?と考えました。

皆さんは、普段使っているラケットに張られているストリングの長さをご存じでしょうか?
ふとそんな興味を抱き、これは調べる価値があると思い今回の内容を考えました。
今回のワークショップでは、ラケット1本張るのにどれくらいの長さがあれば張り上げることができるのか?また、1本張りと2本張りで必要な量はどれだけ違うか?をテーマで行いました。
(※今回はフェース100平方インチ、ストリングパターン16×19のラケットを想定してワークショップを進めていきました。)

例えば単張りのストリングはケースの中に約12メートル入っていますが、使わずに捨てる部分が多くあります。
ハイブリットのストリングは約6メートル入っていますが、これも捨てる部分が多くあります。
リールから取る場合は、必要な分だけを取って張っていきます。
うまく取ればキープしているお客様にとっても、店にとってもメリットがあると思います。

では、リールからストリングを取るとき、どのような方法で取りますか?という所に着目してみました。
ラケットで測る、自分の体を使って測る、方法は色々ありますが、今回は自分の体を使って測る方法で1本張り分を取って頂き、決められたラケットに1本張りで張っていきました。
人それぞれ腕の長さは違いますが、よく言われるのは、自分の身長と、両手を横に広げた長さが大体同じとのことなので、6回~7回分の長さがあれば張り上げることが可能かなと予想してストリングを取っていきました。

張る前にそれぞれ取った長さを計測してから張りましたが、長く取り過ぎた方や、それで足りる?という方いろいろでした。普段からこの方法で取っていない方には難しい作業だったと思いますが、ストリンガーとしては身につけておいて損はない、今後必ず使える方法だと思います。
今回のワークショップで体感することによって、具体的な必要な数値も把握できたと思います。
自分の基準を持っていれば、どんなラケットがきてもショートすることなく張れますもんね。

筆者
荒木 良平(String House ARK)
店舗情報
京都府京都市西京区山田車塚町15-53
075-203-4457

 

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