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2024兵庫国際ジュニアテニストーナメントストリンギングサービス

2024年5月27日(日)から6月9日(日)までブルボンビーンズドーム(兵庫県三木防災公園テニス場)にて行われていた【2024兵庫国際ジュニアテニストーナメント】のストリンギングサービスをJRSAが務めています。
この大会は名称に「国際」がついているようにITF(国際テニス連盟)公認の大会で、ここで獲た国際ポイントにより、更にグレードの高い大会やメジャーな大会に出場できるようになるため国内の選手だけでなく海外から出場する選手もいる大会です。

私はこの期間中の6月1日(土)~4日(火)までを担当いたしました。
ジュニア選手ではありますが、プロ同様にラケット等の道具にも意識を向け、小さな変化を持たせたラケットを事前に準備する選手や、必ず新しいストリングを張ったラケットを試合に持ち込む選手が多く、いかに自分の勝率を上げるかということを考えているようでした。
また、普段の練習拠点とはストリンガーやストリンギングマシンが違う事からかテンションを少し変更し、感覚を合わせていく選手やこちら側へ質問してくる選手もいました。

張り替えに出す選手に共通していたのが、自分のラケットのセッティングはきちんと把握しており、コーチに任せていて全く分からないという選手は殆どいなかった様に思います。
当然の事のように思う方もいらっしゃるとは思いますが、分からないから前回と同じと張り具合の指定をするプレーヤーも存外多いと感じます。
もちろん、前回が良かったので同じ様にしてほしいというリクエストは非常に良い事だと思いますが、前回の強さを把握しておらず同じでいいやという事とは明確に違うと思います。
ぜひテクニックの習得や戦術を練る事と同じように次のステップへ進む一つとして道具のことについても意識を向けてはいかがでしょうか。

さて、私個人の大会での記憶に残る事象で申し上げると担当最終日の6月4日(火)が挙げられます。
この大会はトーナメント1、トーナメント2と二週続けて開催される大会で、その日はトーナメント2のシングルス予選最終日で翌日から本戦が始まるという日でした。
当然、予選を勝ち上がった選手は今日試合で使ったラケットを張り替えに出してくれます。
試合後なので午後15時を過ぎた頃だったかと記憶しております。
その後続々と張り替えに選手が持ち込んでくれるのですが、本戦に向けてなのか今まで1本ずつ出されることが多かったのですが2本・3本と同時に持ち込まれることが重なりました。
直接本戦から出場の選手もその頃から会場に到着しラケットを持ち込んでくれることもあり、気付けば20本程度ラケットが集まっている状態でした。

しかし今日で自分は最終日、翌日から担当するストリンガーは遠方から移動後マシンを搬入する必要があり、朝からたくさんのラケットを張る事も時間上難しい状況でした。
施設の閉館時間も迫ってきて、どこまでを今日中に作業し、どこから明日に引き継ごうかと張りながら考えていたところ、私の状況報告をした連絡を見て、助っ人(今大会サポートメンバー)が会場に来てくださいました。
2人になったことで作業が進み、翌日に回すラケットもありましたが何とかその日は終了することができました。ありがとうございました。
また、ビーンズドームのスタッフの方にもお時間を頂戴してしまいましたが、快くご対応していただき心より感謝申し上げます。

今回で得た発見や経験を、店のお客様やこれからのストリンギングサービスに還元していきたいと思います。

 

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