Japan Racket Stringers Association
日本ラケットストリンガーズ協会は1992年設立。ラケットにストリングを張る職に従事するストリンガーと呼ばれる会員約120名とメーカー賛助会員13社からなる団体(2017/7/1現在)。ストリングセミナー、技術研究会等の開催を通じ、ストリンガーの技術向上を図るとともに、ストリンガーの社会的地位向上とラケットスポーツ界の発展に寄与することを目的としています。
「良い張り上がり」8つのポイント
『日本ラケットストリンガーズ協会』では、良い張り上がりの8つのポイントを掲げ、すべての会員がこれを遵守して張ることを推奨している。それぞれを見ると「ごく当たり前のこと」と軽視されそうだが、それぞれに深い意味合いがあり、緻密な心配りと技術、いろんな状況に対応するための知識が必要となる。
1.
フレームに変形がない。

御挨拶
40 年近く、ストリンギング(ガット張り)の仕事に携わってきましたが、この間、ラケットフレームの素材は進化し、フェイス面積は大きくなり、 ストリングの種類は膨大に増え、それに伴いストリングマシンも進化してきました。
お客様(プレイヤー)のボールの打ち方(捉え方)も進化し、我々に対するリクエストもより多様化し、よりクオリティの高いものになって、 『いい張り』を求める声がどんどん大きくなってきています。
この『いい張り』を実現するために、ストリンギングの高い技術、豊富な知識・情報を組み合わせ、よりベストなものを提供出来るストリンガーを JRSA は目指しています。
『いい張り』に結びつくメカニズムを日々、研究・追究しています。
興味のある方、我々と一緒にそのメカニズムを探究していきましょう。
日本ラケットストリンガーズ協会(JRSA)会長 羽賀慶比古

2.
ストリング1本ごとのテンションに、バラツキがない。
3.
指定のストリングパターンを守る。
4.
ストリングとフレームに傷を付けない。
5.
適正なノットがなされている。
6.
目飛ばしやクロスオーバーがない。
7.
同一条件のもとで、同じ張り上げができる。
8.
クロスストリングは揃えながら張り上げていく。